コンビニ広場
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背景写真提供:ほそいさん

肖像権
名古屋グランパスエイトの場合

私・知内星護と名古屋グランパスエイトの
ノンフィクション・実録です!!

1996年
6月5日
知内星護、個人ホームページ「Internet虞麗偉徒」公開。1995年11月2〜3日、日進グラウンドにて自ら撮影した名古屋グランパスエイト所属選手の写真を掲載。
10月16日知内星護、名古屋グランパスエイトに対し、「選手の写真をホームページ(Internet虞麗偉徒)上に掲載することを正式に許可して欲しい」という内容の手紙を出す。
10月18日名古屋グランパスエイトの肖像権担当の方から知内星護の自宅に電話。「許可できない。即刻選手の写真をホームページ上から削除するように」と言われる。
10月19日「Internet虞麗偉徒」から名古屋グランパスエイト所属選手の写真を全て削除。

そして、名古屋グランパスエイトに対し、以下の内容の手紙を出す。

前略

 先日、「ホームページ上に選手の写真を掲載することを許可できない」というお返事をいただいた知内星護です。

 ご多忙の中、わざわざお電話していただき、ありがとうございました。聞く耳を持っていただけただけで、嬉しかったです。

 今年の6月5日から、「Internet虞麗偉徒」というホームページを持ちました。

 それから約2箇月後、日経ネットナビ主催「HOMEPAGE CHAMPION'96」マイクロソフト賞を受賞致しました。

 私も含めて「肖像権というものが存在することは知っているけど、まさか訴えられることはないだろう」「掲載の許可をどこから、どうやってもらうのか判らない」と思っている人が、有名人の写真をホームページに掲載しているのだと思います。

 私個人の「思い入れ」が増すにつれ、そういう消極的なホームページ制作が嫌になり、灰色の部分をクリアにした上で、多くの方に喜ばれるようなホームページを作っていきたい…そう思って先日、初めてお便りさせていただきました。

 お電話で、「価値が下がる」と言われました。個人ホームページに選手の写真を掲載することは即ち「選手やチームの価値を下げることになる」のでしょうか。

 私のホームページは非営利目的であり、選手の肖像を使用して金銭を得ようと行為は一切行っておりません。そういう意味で新聞や雑誌とは異なります。

 一般に、営利目的で出版される新聞や雑誌には、カメラマンなどが撮影した選手の写真が掲載されます。暗黙の了解のもと、「表現の自由」が認められています。

 なぜ、非営利目的の個人ホームページに、自分で撮影した選手の写真の掲載が認められないのでしょうか?

 インターネットは従来にはない、未知の可能性を秘めた新しいメディアです。新聞や雑誌のように歴史がある訳ではありません。これから倫理が確立されていくべきものです。

 「個人ホームページには例外なく選手写真掲載を認めない」と完全に門を閉鎖してしまわずに、条件(検閲など)を付して制限的でも構いませんから「表現の自由」を認めていただきたいのです。認められたからといって、「グランパス公認ページ」などと謳うつもりは一切ありません。

 私は名古屋グランパスエイトが好きです。だからグランパスを敵にして争いたくはありません。ご許可いただければ、「選手やグランパスの価値を下げない」「迷惑をかけない」方向でホームページ制作に励みたいと思います。

 以上、「文書」にてご返答いただきたく存じます。

 宜しくお願い申し上げます。

そして、10月31日、遂に
名古屋グランパスエイトからその返事が来る。

ホームページ上での
弊社所属選手の肖像権使用について

前略

 先日お手紙を頂いた件につきまして、貴殿のご要望とおり文書にてお返事させて頂きます。

 まずはじめに申し上げたいことは、知内様が大きく誤解されている点があるということです。それは、新聞・雑誌・テレビ等は報道・ニュース目的に使用される場合は非営利目的であるということをご理解ください。

 次に、貴殿への弊社所属選手の肖像権の使用許可についてでありますが、結論から申し上げると許可できません。もし、貴殿に許可したら弊社としては貴殿のような申し入れがあった場合すべての申し入れを許可しなくてはならなくなります。弊社のような不特定多数の方たちとの繋がりのある会社の立場をご理解ください。

 弊社としても近い将来ホームページを開設しようと考えております。もし、貴殿のような方たちが全員弊社の選手の肖像を勝手に利用することができたとしたら、その肖像の価値というのは確実に低下すると言わざるを得ません。限られた人たちだけしか使用できないゆえに、付加価値が上がるのです。この点についても十分にご理解頂きたく思います。

 以上が、弊社から貴殿へのオフィシャルな回答とお受け取りください。

 最後に、今後とも弊社へのご声援よろしくお願い申し上げます。

…と、いう訳で、許可を得ることができませんでした。
残念…。

でも、納得いかない点があります。

新聞・雑誌・テレビの「報道・ニュース」だけを
切り離して非営利というのは…
利益を出すのが会社・企業なのでは?

新聞・雑誌・テレビなら全て、
肖像権フリーなのだろうか?
許可なくして使用できる!?できない!?

新聞・雑誌・テレビによって
肖像の付加価値が下がることはないのであろうか?
「写真週刊誌に選手の肖像を使用させない」
権利、ある!?ない!?

すべての申し入れを許可するのではなく、
原則としては「許可しない」
…この大前提のもと、基準
(掲載枚数/大きさ/画質/まわりの文章とのつながり/
事実か否か/その他グランパスに不適切と
指摘されたら削除しなければならない、など)を設け、
ほんの少しでも我々に門戸を開放して欲しい…
この部分をご回答いただきたい。

しかしながら、一個人の要望に対し、
無視することなく、
電話や文書でご回答下さった
名古屋グランパスエイトに
敬意を表します。

そして、名古屋グランパスエイトを
応援し続けることをここに誓います。

…私はまだ、あきらめていません。

大好きなグランパスの選手の写真を
堂々と掲載することのできる日が
必ずやって来る…そう信じています。

ご自分のホームページに
グランパス選手の写真を
掲載したい方々へ
「今は、待ちましょう!!」


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